風雲急を告げる六ヶ所再処理情勢
官房長官や関係閣僚らで構成される協議会の開催は現在、27日を軸に調整中。プルサーマルの実行などについて政府方針を確認できれば、県は一両日のうちに、六ケ所村とともに原燃と結ぶ安全協定案を提示し、協定を締結する見通し。ただ、このほか、原燃が国に提出している試験の保安規定の認可、六ケ所村隣接市町村との安全協定締結も必要になる。
六ヶ所村再処理工場のアクティブ試験を巡る情勢が風雲急を告げています(美浜の会メールニュース)
★早ければ、3月29日(水)にも、青森県、六ヶ所村、日本原燃が安全協定を締結し、3月末にアクティブ試験を実施しようとしています。反対の声が広まらないうちに、ブルトーザーのような勢いで、進めています。
★安全協定の締結を引き延ばすこと、これがいま最も必要なことです。岩手の動向と皆さんの行動がカギを握っています。時間がありません、よろしくお願いします。
★安全協定を急いで結ぶ必要はありません。隣県岩手や宮城で説明会をまず開くべきです!
■岩手県の説明会要求を踏みにじり、安全協定を締結しようとしています。 岩手県知事、沿岸15市町村長は、日本原燃に対し、岩手県内での説明会を要求していました。ところが原燃は、「六ヶ所村の再処理工場に出向いてこい」として、明日24日に六ヶ所村で説明会を行うと通知しました。これに対して、岩手県内はカンカンです。岩手県漁連も、15市町村長達も、この傲慢な原燃の姿勢に対し、六ヶ所での説明会には参加しないことを決定しました。そして改めて、安全協定を結ぶ前に、岩手県内での説明会を要求しています。
□原燃視察会に不参加決定
岩手日報 3/23 http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m03/d23/NippoNews_9.html
□日本原燃への抗議文 美浜の会 3/17 http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/gennen_kogi060317.htm
■3月中に安全協定を締結し、アクティブ試験を実施しようとしています。 他方、青森県知事は、岩手のことは国と原燃の問題として、隣県岩手の声を無視して、安全協定を締結しようとしています。 知事は来週月曜日の27日に東京に出かけ、官房長官、経産大臣などと会って、いつものセレモニーである「核燃料サイクル協議会」を開き、「国もしっかりやると言ってくれている」と述べるつもりのようです。 そして、29日(水)に安全協定を結び、原燃は3月中、ぎりぎりの31日にもアクティブ試験を実施する可能性があります。青森県議会は今日が最終日。明日、全員協議会です。既に、自民党・公明党は安全協定締結賛成の意向を表明しています。
□最終試運転で27日サイクル協開催
東奥日報 2006年3月23日(木)
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/0323/nto0323_11.asp
■三陸沿岸の漁業者たちは反対の声を強めています。この声を踏みにじってはなりません。
・田老漁協では、110名の参加で学習会が開かれ、熱心な議論が行われました。
・田老漁協青年部が中心になって始めた署名活動は、周辺の漁協青年部にも広がっています。
・岩手県漁連は22日、漁業拠点の久慈・宮古・釜石・大船渡の4地区での説明会を要求。
・また、洋野町(青森県との県境)でも決議採択。内陸部の雫石町も内陸部で説明会を開くことを原燃に要請。 ・宮城県の沿岸部でも反対の声が強まっています。本吉町議会では、請願が採択されました。
・気仙沼の魚市場でもリーフをまいてくださっています。
■昨日(22日)は、岩手や宮城の市民団体が六ヶ所村に出かけ、三陸沿岸の住民の理解なしに安全協定を結ばないよう訴えられました。参加されたのは、「三陸の海を放射能から守る岩手の会」、宮古市の「豊かな三陸の海を守る会」、宮城県の漁業者有志の「三陸の海を守る気仙沼・本吉の会」の皆さんです。
□三陸の理解なく安全協定結ぶな/岩手、宮城の住民団体が要望書
3/23 東奥日報
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/kakunen/new2006/0323_6.html
□三陸の海を放射能から守る岩手の会hp http://homepage3.nifty.com/gatayann/env.htm
★安全協定を急いで結ぶ必要はありません。隣県岩手で説明会をまず開くべきです!
★★皆さん、大至急行動してください。このままでは、青森の食材も三陸の海も放射能で汚染されてしまいます。これまで経験したことのない、大規模な放射能汚染の時代に突入してしまいます。
1.知事宛メールを送ってください。既に送られた方は友人などに知らせてください。 自然食品等を取り扱っているお店からもメールが送られています。 http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/aomori_mail/aomori_messages.htm
知事宛メールはこちらからです。ヨロシク。 http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/mail.htm
2.ブログで呼びかけてくださっている皆さん、ありがとうございます。大手マスコミが一切報道しないなか、皆さんの力が頼みです。引き続きお願いします。
3.加入している生協などに連絡して、生協から青森県に連絡を入れてもらってください。ニンニク等は大丈夫なの?と。
4.最寄りのスーパーで、青森産のニンニクやリンゴが心配、三陸産のワカメやホタテが心配なので、農協・漁協、生産者に問い合わせてほしいと話してください。
5.青森県の農協や、生産者に直接不安を訴えてください。これまで通り安全でおいしい青森の食材を届けてください、アクティブ試験を急がないよう県や村に伝えてください、と話してください。(販売されているニンニクなどには、生産者や流通者の会社名などが書かれています。それをネットで検索すれば連絡先や取扱い業者が分かります)。
□JA全農あおもり等の連絡先はこちら
http://www.zennoh.or.jp/JA_Link/area.asp?area=20
□漁協の連絡先はこちら(岩手県・宮城県の漁協へは激励も) http://www.nn.iij4u.or.jp/~ookatou/net013.htm
6.分かりやすいリーフはこちらからダウンロードできます。生協やスーパーに話す時などに使ってください。
・青森県産食材バージョン http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/aomori_mail/aomori_leaf.pdf
・三陸の海を守るのは今バージョン http://www.jca.apc.org/mihama/pamphlet/leaf_sanriku.pdf
■青森の農業者は、農産物の汚染、農業のことを本当に心配されています。 私たちはグリーン・アクションと共同で、3月16日、大阪市中央卸売市場に出かけ、卸売業者の人たちに安全な食材を守ってほしい、これまで通り届けてほしいと訴えました。その時、市場に入っている全農青森県大阪事務所にも出向き話しをしました。苦労して農業を築いてこられたことや、その農業を大切に守り続けたいと話されていました。 農家の人々は、安全な食材を届けたいと思っています。どうか、上記のような様々な方法で、青森の農業を守るためにも、早急にアクティブ試験をやる必要はないと訴えてください。
3月16日の報告はこちら http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/osaka_market060316.htm
・東京でも、築地市場に出向いて訴えられています。
・岐阜・名古屋でも取り組まれています
http://www5b.biglobe.ne.jp/~renge/u1index.htm
■「こんなことやりました」「こんな反応でした」という情報をお寄せ下さい。参加されている生協で、組合員全員に宅配と同時にチラシを配ってもらった等々、様々な声が寄せられています。情報を交換しあいましょう。hpやメールを通じて皆さんにも紹介します。
美浜の会メール mihama@jca.apc.org
■アクティブ試験を巡る状況はこちらhttp://fukurou.txt-nifty.com/pu2/ ご協力、よろしくお願いします!
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