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2006年7月28日 (金)

放射能を海洋に放出した月日が明らかに(美浜の会メールニュース)

美浜の会メール・ニュース06-20より

緊急のお知らせです。
★六ヶ所再処理工場のアクティブ試験で、日本原燃が5月、6月に放射能を海洋に放出した月日が明らかになりました。

・5月と6月に、それぞれ6回も海に放射能を垂れ流していたのです!
[原燃が海に放射能を垂れ流した日]
 4月 28日
 5月 3日、10日、19日、20日、27日、31日
 6月 7日、 9日、14日、16日、28日、29日

 この情報は、青森県の鹿内博県議会議員(無所属)の質問に対し、県の環境生活部の高坂部長が答弁したものです。鹿内議員は、一貫して再処理反対の立場で、活動されています。原燃が決して明かそうとしなかった貴重な情報を引き出してくださいました。
◎鹿内博議員HP http://www.jomon.ne.jp/~hsikanai/

・この事実を多くの皆さんに広めてください。
・原燃は三陸の漁業者や岩手県民に対し、海洋放出の実態を説明すべきです。
・原燃は8月第2週から、アクティブ試験の第2ステップに進もうとしています。少なくとも説明し納得を得られるまでは、第2ステップに進むべきではありません。

◆5月と6月に、それぞれ6回も海洋放出。
 原燃は、最初に海洋放出した4月28日だけは「初めてなので」という理由で公表していましたが、5月も6月もそれぞれ6回も放出していたことが初めて明らかになったのです。もちろん、原燃のホームページでも、「第1ステップ報告書」でも、これらのことについては公にしていません。最も被害を受ける三陸の人々にも黙って、青森県民にも黙って、こっそりと何度も放出を繰り返していたのです。
 アクティブ試験の第1ステップは、3月31日~6月26日でした。現在、第1ステップの試験状況を確認する「ホールドポイント」に入っています。試験は事実上中止していますが、海洋放出は7月にも行っているようです。原燃広報の電話での応対では、「7月放出分は、まとめて8月末に放出量などを記載して出します」とのこと。
「放出量を記載するということは、7月も海洋放出を行っていると理解していいですね」と事実上確認しました。

◆三陸の漁業者や岩手県民に説明すべきです。納得が得られるまでは、第2ステップに進むべきではありません。

 アクティブ試験開始前から、岩手県内には多くの不安と怒りの声があります。第1ステップ終了と同時に、海洋放出の実態などについて、当然説明すべきです。
 三陸沿岸では海開きが始まり、海水浴でにぎわいます。子供達もたくさん海に出かけます。おいしいウニも解禁されました。このままでは、三陸の海が本当に心配です。

 原燃は8月第2週にも第2ステップのアクティブ試験を開始しようとしています。6月の内部被ばく事故に関する真相も全く明らかにせず、「内部被ばくはなかった」と断定し、事実を明らかにしていません。

 このまま第2ステップに入れば、海洋放出はこっそりと確実に続けられ、また事故や被ばく事故が多発するに違いありません。第2ステップでは、第1ステップよりも高い燃焼度の使用済み核燃料が再処理されます。それによって、大気や海に放出される放射能量も多くなります。

 岩手県の宮古市長は、宮古市議会議長と三漁協(宮古漁協、田老町漁協、重茂漁協)の連名で、7月10日付で原燃に対してアクティブ試験に関する説明会を開くよう要請書を出しました。また、「放射性廃液等の情報の積極的な開示」も求めています。この声も踏みにじって、第2ステップに進むというのでしょうか。

★この問題に関する詳しい情報は下記にあります。
http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/sea_hoshutsu060728.htm

★岩手県知事や宮古市長、漁協などに、5月~6月に海洋放出していたことをまず知らせましょう。
★海洋放出の実態を岩手県内できちんと説明するよう、声を広げましょう。

 [関連情報]
 ◎アクティブ試験の住民説明会開催を原燃に要請/宮古市と地元漁協   
  [7/11東奥日報]
  http://www.toonippo.co.jp/kikaku/kakunen/new2006/0711_1.html
 ◎岩手県内の状況については、「三陸の海を放射能から守る岩手の会」HP
  http://homepage3.nifty.com/gatayann/env.htm
 ◎内部被ばく事故の真相は明らかにされていない 
  http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/plutonium_hibaku060707.htm

■宮古市長 熊坂義裕さまへのメール
teigen@city.miyako.iwate.jp
〒027-8501 岩手県宮古市新川町2-1 TEL.0193-62-2111 / FAX.0193-63-9114

■岩手県知事 増田寛也さまへのメール
https://www.pref.iwate.jp/~hp0101/opinion/index.html
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10番1号 電話 (019)651-3111(代表)

■岩手県漁連
〒020-8691 岩手県盛岡市内丸16番1号 TEL019-623-8141(代)FAX019-654-7011
メール soumu@jfiwategyoren.or.jp
HP http://www.jf-net.ne.jp/itgyoren/

■宮古観光協会
TEL 0193-62-3534 FAX 0193-62-4044
メール m-kyoukai@mx51.et.tiki.ne.jp
4月下旬から5月の連休中に浄土ヶ浜まつりも行われます。
HP http://ww51.et.tiki.ne.jp/~m-kyoukai/

■日本原燃への抗議はこちら
青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字沖付4番地108
TEL 017-571-2002(広報) FAX 0175-571-2136
goiken@jnfl.co.jp

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コメント

自分が行っているホームページの掲示板などに
書いてきました。
すぐ運転を止めてほしい!そして
玄海に作らないで欲しい!この思いで一杯になりました・・・。

投稿: 長崎の人 | 2006年8月 2日 (水) 19時57分

★ 核の問題を考えよう 

 テーマ:六ヶ所村原子力について徹底的に話し合おう
     日本原燃株式会社 宮川氏によるお話あり
 日時:8月19日(土)18:00~21:00
 場所:平塚市花水公民館
   
 主催:非核平和ひらつか市民の会

http://www.asahi-net.or.jp/~uc4e-kbys/

投稿: 牛 | 2006年8月 9日 (水) 17時52分

でも、なんで三陸沖で放射線の異常高騰が発生しないのでしょう?
 奇形になった生物も、生態系への以上も一切見られません。

 つまり、再処理工場は無害って事?

投稿: さざなみ | 2006年10月 2日 (月) 07時53分

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