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2006年8月31日 (木)

六ヶ所再処理工場による放射能汚染『食の汚染にどう向き合うか』都内で水口先生の講演と意見交換

9月2日(土)開場 13:00 開始 13:30

「六ヶ所再処理工場による放射能汚染!『食の汚染にどう向き合うか』講演と意見交換 本格操業前―まだ止められる

会場:渋谷区立消費者センター 2F大研修室
(渋谷1-12-5   渋谷駅徒歩5分)
※宮下公園の明治通りを挟んで反対側の「野村ビル」と「ジャンボ」の間の道を100メートルほど入って右側です。また、郵便渋谷局の裏手です。
◎資料代:500円

第一部
講演 『放射能で海を汚すな』
講師 水口 憲哉さん(東京海洋大学名誉教授)

プロフィール/1970年より原子力発電所、火力発電所、ゴルフ場など開発に揺れる全国各地の漁村を行脚し、漁民たちの研究会に数多く参加。著書に『海とクラゲと放射能』『魚をまるごと食べたい』 など。最新刊は『放射能がクラゲとやってくる』(七つ森書館)。

第二部
意見交換『放射能が食卓にやってくる』

■3月31日、青森県の六ヶ所村で全国の原子力発電所から発生した使用済み核燃料を再処理する工場が最終試験(実質的には試運転)に入りました。本格操業は来年。処理の過程で大量の放射能を大気と海に放出しなければ運転できない施設です。大事故の心配もあります。青森県や三陸のおいしい農水産物が首都圏に出荷されています。放射能による海と水産物の汚染問題に長年取り組んでこられた水口 憲哉さんにお話をうかがった後、本音の意見交換の時を持ちたいと思います。私たちは、どう向き合えば?まだ再処理は止められる?ぜひ参加してください。

主催: 再処理工場による放射能汚染を考える実行委員会
連絡先: ふぇみん婦人民主クラブ03-3402-3244/日本消費者連盟03-5155-4765/原水爆禁止日本国民会議03-5289-8224/原子力資料情報室03-5330-9520

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2006年8月11日 (金)

岩手県大阪事務所に行ってきました(美浜の会メールニュース)

美浜の会メール・ニュース06-23より

★8月10日大阪市内にある岩手県大阪事務所に出かけました。簡単ですが、報告です。

■賛同ありがとうございました
 手紙に賛同していただいた皆さん、本当にありがとうございました。大阪事務所に出す手紙ですので、今回は、関西の団体・個人の方にお願いしていましたが、やはり、関西以外の皆さんからも賛同が寄せられました。そのため、関西地域とそれ以外の地域とに分けて表記しました。
・団体賛同 34団体
 反原発団体、消費者団体、生協や有機食品の宅配会社、平和運動団体、労働組合など、多彩な顔ぶれとなりました。短い期間でしたが、運動の広がりを感じます。
・個人賛同 104名。約束通り、WEB上では、個人名は省略しています。
・お二人の方からメッセージが寄せられました。代読して、大阪事務所の次長に手渡しました。ご本人の了解を得て、当会のhpに掲載しています。是非、ご一読ください。
・今回も賛同の〆切時間を守っていただき、感謝します。

■賛同団体名の入った手紙と、メッセージは下記に掲載しています。
http://www.jca.apc.org/mihama/

■15名の参加で、生活に根ざした、切実な思いを伝えました
 蒸し暑い大阪梅田。大阪、京都、兵庫から15名の老若男女が集まりました。約束の4時10分に、大阪駅前第1ビルの9階にある岩手県大阪事務所に到着。ここは、北東北三県合同事務所で、青森・岩手・秋田の三県の共同事務所です。部屋には、三県の旅行案内のパンフレットや物産が並べられています。対応されたのは、岩手県大阪事務所の次長さんでした。

 初めに、手紙の趣旨を説明。美しい自然を守るということは、合成洗剤を使わなかったり巨大開発を拒否したりと、三陸の皆さんの努力と生命が吹き込まれたもので、本当に感謝していることを述べ、だからこそ、放射能汚染などあってはならないと。次長はうなずきながら、少し誇らしげな顔でした。
 六ヶ所再処理工場から、5・6月に放射性廃液が垂れ流された日付について、岩手県には連絡が入っているのかを問いましたが、「ここは物産や観光を紹介する所なので、分からない」との答えでした。仕事上、そういう姿勢を貫こうとしていました。
 参加者が「鳴門ワカメと違って、三陸のワカメはしっかりしていて刺身ワカメがとてもおいしい」、「今年初めてメカブを食べたけど、おいしかった」と話すと、次長はそのたびに、「ありがとうございます」とにっこりと嬉しそうに答えていました。
 それだけおいしい三陸の食材が放射能で汚染されるのは許せない、是非岩手県は放射能汚染に反対してほしいと参加者の口調も少しずつ力のこもったものとなっていきました。

 アクティブ試験の第1ステップで放出された放射能の量について説明しました。1度に海に放出される放射能量の平均値は、月を経る毎に増えていること、6月の最後の2回の放出は、その直前の2倍にもなっていること等々。第2ステップに入れば、一層増加すると説明すると、次長はメモを取りながら聞いていました。また、英国の再処理工場からの放射能垂れ流しに対しては、アイルランドや周辺の諸国が反対している。隣県の岩手県が反対するのは当然ですとの意見には、なるほどというような表情も。
 また、グリーン・アクションと共同で春に行った、関西大手スーパーへのアンケート調査結果も紹介しました。大手スーパーは、青森県産や三陸産の食材について敏感になっていること、「微量でも放射能の混ざった食材は取扱いたくない」というスーパーの回答に、真剣に耳を傾けていました。

 印象的な場面がありました。主婦の方が、息子さんが修学旅行で岩手県に行き農業体験をしてきていい経験だった、いつまでも美しい自然を守ってほしいという話をされました。すると、別の参加者が、大阪の能勢町でダイオキシンが問題になったときは、学校の林間学校や行事は全部取りやめになったと話を引き継ぎました。次長はじっと黙って、深刻な雰囲気に。大阪事務所は観光の案内等が主な仕事です。「『放射能は混じってますが、きれいな三陸の海です』とは宣伝できないでしょう」と問いかけると、少しうつむき加減です。「岩手県は被害を受けるばかり、カネが入るわけでもない」、「宮古市長が説明会を再三要請しても、原燃は無視し続けている」、「岩手県知事にリーダーシップを発揮してもらいたい。全国に出回っている岩手産の食材を守るためにも」と切実な思いが続きました。「仕事を増やすようで申し訳ないですが、5月、6月に海洋放出した月日について、岩手県には知らされていたのか確認してください」と頼むと、「分かりました。確認します」と約束されました。明日、返事をいただくことになりました。

 最後に、二人の方のメッセージを参加者が代読しました。それまでの議論を締めくくるような、メッセージでした。次長も真剣に聞いていました。
 今週中にも原燃が、第2ステップを開始しようとしているので、その前に、説明会や情報公開の要請をしてほしいと述べました。次長は、今日の手紙やメッセージ、参加者の思いを早急に県知事に届けると約束されました。
 あっという間に5時となり、忙しい中時間をとってもらったことの礼を述べ、事務所を後にしました。その後、同じフロアにある宮城県大阪事務所に寄り、手紙や資料などを渡しました。

 アクティブ試験が始まる前の2月末にも岩手県大阪事務所に出かけました。しかし、その時とは雰囲気が違っていました。やはり海への放射能放出が始まっているという現実の中で、参加者の訴えも切実なものでした。対応された次長は、初めはにこやかな対応でしたが、段々と深刻な表情になっていました。
 終了後、喫茶店でいろいろと相談が始まりました。関西と青森・岩手との関係をもっと掘り下げていこうと。

■今回は、大阪事務所ということで、関西中心の取り組みでした。関東方面からも賛同が届いたり、賛同は控えるが、がんばってとのメールもいただきました。
 全国的な統一した行動も重要です。また今回のように、地域を限っての取り組みも、それぞれのバリエーションが生まれ、力になっていくことと確信しています。

 岩手県事務所は、東京、名古屋、北海道、福岡にもあります。それぞれの地域に応じた取り組みも必要ではないでしょうか。賛同と激励のメッセージを受けながら、反対の意志を表明したい多くの人々があることを強く実感しました。

 参加者それぞれが、自分の生活に根ざして、岩手との関係等を具体的に語られました。「放射能汚染に反対してほしい」という短いフレーズが、様々な思いで語られる中、次長にも通じたとことでしょう。

 今日の行動に参加された皆さん、御苦労さまでした。賛同していただいた皆さん、ありがとうございました。

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