2007年2月16日 (金)

玄海2号機で配管のひび割れ…深刻なひび割れを検査もせずに放置し国へは「問題なし」と報告して運転していた体質は東電と同じだ

Genkai2 玄海プルサーマルが予定されている3号機の隣の2号機で配管のひび割れが見つかりました。ひび割れは最大で8.1mmの深さがありました。その部分の配管の厚みは9.6mmでしたから残りは1.5mmしかありません。計算必要厚さ4.5mmを大きく下回る激しいもので、貫通寸前といってもいいものです。ひび割れが見つかった配管は余剰抽出系統で、もともと検査の義務はなかったとこのとです。それはそれで問題だと思うのですが、佐賀新聞によると、この配管については、03年9月に北海道電力泊原発で破損トラブルがあり、保安院が年末、全国の電力事業者に点検を指示、九電は検査の前段となる詳細評価の結果、余剰抽出配管について「問題ない」と報告していたとのことです。検査もやらずに問題なしとはどういうことでしょうか。

この配管は1次冷却系配管から出ている配管で、図をみると、弁はひび割れのあった曲がり部よりも後にあるので、ここが破れると1次冷却水の流出が止まらないように見えます。このようなひび割れを放置し、国へは問題なしと報告して運転を続ける体質は、ECCS検査偽装を行った東電と同じではないでしょうか。危険なプルサーマルなどできる体質ではありません。

玄海原子力発電所2号機第20回定期検査の状況について(余剰抽出配管の調査状況)/九州電力
http://www1.kyuden.co.jp/press_070124-1

高サイクル疲労が原因 玄海原発2号機配管ひび割れ/佐賀新聞
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&blockId=335082&newsMode=article

「玄海原発2号機の「余剰抽出系統」の配管に見つかったひび割れは、頻繁な温度変化で金属が伸び縮んで起きる「高サイクル疲労」が原因だったことが15日、分かった。同様のトラブルが2003年、他の発電所で起き、九電は国の指示でこの配管を調べたが、問題ないと判断、検査項目に加えていなかった。」

「余剰抽出系統は、1次冷却水の水位調整など抽出系統を補助する機能を持つ。ひび割れは1月中旬、L字に曲がった配管の内側に見つかり、長さ約9センチ、深さ約8ミリ。燃料棒から放射性物質が漏れたトラブルを受け、検査範囲を広げて見つかった。経済産業省原子力安全・保安院によると、痕跡から高サイクル疲労が原因とみられる。  余剰抽出配管の検査は義務づけられていないが、03年9月、北海道電力泊原発で同様の配管破損トラブルがあり、保安院が年末、全国の電力事業者に点検を指示。同保安院によると、九電は検査の前段となる詳細評価の結果、余剰抽出配管について「問題ない」と報告しており、その妥当性が問われそうだ。これらの経緯について、九電佐賀支店は「原因を含めて調査中で、結果がまとまり次第、国や自治体に報告したい」としている。」

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2007年2月 3日 (土)

臨時県議会で玄海プルサーマル県民投票条例案否決をうけての声明文

佐賀の満岡さんより

「プルサーマル・大事なことは住民投票で決めよう佐賀県民の会」の満岡です。予想されたことですが県民投票については上記の結果になりました。ご支援いただいた皆さまには感謝します。本日の佐賀新聞のコラム有明抄が私たちの意見陳述を遅まきながらとりあげてくれました。
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1622&blockId=320710&newsMode=article
http://www.saga-s.co.jp/ronsetu.html

ニュースはSTSサガテレビで見れます。
http://www.sagatv.co.jp/flashnews/index.html

臨時県議会での条例案の否決をうけての声明文

本日、臨時県議会においては私達「プルサーマル・大事なことは住民投票で決めよう佐賀県民の会」が県民49609筆の署名をと共に行いました「玄海原子力発電所におけるプルサーマル計画受け入れの賛否に関する県民投票条例」請求を否決されました。熱心にご討議いただいた知事と議員の皆さまに感謝申し上げます。

まず、知事に申し上げます。
今回の県議会のご議論を拝聴しまして、知事の論点は、

1.住民投票は議会制民主主義が機能していないときに行うべきものだ。
2.プルサーマルについての論点はでつくしており、県民に十分に説明をしてきた。

というものでした。与党の県議の皆様の質問やご意見もそれにそったものでした。
残念なことに、今回、私たちが県民投票条例請求にいたった理由をご理解いただけなかったようです。

県の説明が県民の不安解消をできなかったことについての反省が一言も聴かれなかったのは大変惜しまれます。説明内容が限定されており、また説明方法が一方的であったために県民に不安が広がったことを認識していただきたいものです。
そうした反省にたって、今後、説明方法に対話集会、討論会を加えるということ、説明内容にはきちんと賛否両論を加えるということを提案させていただき ます。

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2007年1月26日 (金)

佐賀県議会プルサーマル県民投票審議に傍聴を

1月30日から佐賀県議会でプルサーマル計画の県民投票を審議します!
/「佐賀県民の会」満岡さんより

佐賀の満岡です。皆さまご無沙汰しています。
「プルサーマル・大事なことは住民投票で決めよう佐賀県民の会」
では、昨年10/3~12/3 プルサーマルを県民投票で決めるための条例制定請求のための署名収集を行い、有権者の約7%に当たる49,609筆(選管確定数)の署名を集め、1/22に県知事へ請求を行いました。(請求に必要な要件は有権者の1/50以上)

県議会はこれをうけて1月30日に臨時議会を招集します。
会期は2月2日までの4日間です。

30日の臨時議会初日に、古川康知事が住民投票に対する考えを説明し、請求者2名が意見を述べます。
2日目は本会議質疑。3日目に文教厚生と総務の2委員会が合同で審査し、最終日の2日に採決される予定です。

意見陳述は県民投票の会の共同代表の満岡聰と吉森康隆が行います。
佐賀県政史上初めての県民投票条例請求です。
残念ながら県知事は県民投票は必要ないという意見をだされました。
皆さま、佐賀県議会がどのような議論をし、どのように判断するかにご注目ください。
できれば傍聴をお願いします。
議会の開始は朝10時です。初日は午前中の意見陳述で終わります。

 プルサーマル・大事なことは住民投票で決めよう佐賀県民の会
  共同代表  藤雅仁     満岡聰    吉森康隆

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2007年1月21日 (日)

佐賀県議会が30日からプルサーマル住民投票条例を審議

佐賀県議会は19日に議会運営委員会理事会を開き、玄海3号機プルサーマルの是非を問う住民投票条例制定の直接請求について審議する臨時議会を30日に開会することを申し合わせたとのことです。会期は2月2日までの4日間。

県議会 30日プルサーマル臨時議会 住民投票条例を審議/西日本新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070120-00000003-nnp-l41

「プルサーマル・大事なことは住民投票で決めよう佐賀県民の会」は、昨年12月13日に、署名簿を選管に提出しました。直接請求に必要な署名数は有権者の50分の1の約1万4000人ですが、提出した署名はこれをはるかにこえる5万3191人分でした。
今回の記事には4万9609人分とありますが、これは、選管の審査を受けて、有効署名簿の確定を行った結果でしょうか。県議会が採択すれば県民投票となります。議会での動きが次の焦点となります。

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2006年5月17日 (水)

玄海プル-10漁協が九電に抗議書

■玄海原発プルサーマル計画:唐津市など10漁協、九電に抗議書提出/毎日佐賀
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060516-00000147-mailo-l41

九州電力玄海原子力発電所3号機のプルサーマル計画に反対する唐津市と伊万里市の10漁協代表が15日、九電の松尾新吾社長あてに反対抗議書を提出した。

抗議書では「漁民や周辺住民はプルサーマルに対し、安全性を理解するに必要な最小限の説明も受けていない」と主張。「原発に対して不透明性、非公開性といったイメージがぬぐえず、九電の対応次第では幅広く抗議行動を展開していく」などとしている。

■隣接の10漁協、九電に抗議書-説明不足を指摘/佐賀新聞
http://www.saga-s.co.jp/pub/hodo/genkai/index.htm

抗議書は、漁業者と周辺住民はプルサーマルの安全性について必要最小限の説明も受けていないとし、「九電は住民との対話の場を設けず、疑問や不安を解消する努力や姿勢を示していない」としている。

九電は「内容を精査した上で、今後の対応を決めたい」とコメント。呼子町漁協の川嵜和正組合長は「玄海町と県、九電だけで計画を進めており、十分な説明がない。漁民には不信感が募っており、安心できる説明を求めていく」と話した。

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2006年3月26日 (日)

佐賀県と玄海町 プルサーマルに同意

プルサーマルに同意 佐賀県と玄海町/共同
<玄海原発>佐賀県知事、プルサーマル計画に同意/毎日
玄海原発のプルサーマル計画 佐賀県知事が同意/読売

<プルサーマル反対!佐賀県庁前キャンプテント村ニュースより>

情けない話ですが、佐賀県知事は本気でした。冗談みたいな話。二階大臣が佐賀県を訪れ「大臣に安全性の確約」の御言葉を賜るという。何の担保にもならない大臣の安全宣言。スケジュールどおりの展開。国民の意見は全く生かされないままです。
しかし、この計画は必ず止めます。良識ある国民の皆さんの応援と、県民投票で。

テント村ニュース
止めようプルサーマル・佐賀
 

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2006年3月20日 (月)

佐賀で県庁囲む人間の鎖

佐賀、唐津で集会デモ-県庁囲む「人間の鎖」も/佐賀新聞
プルサーマルに反対集会 社民党の福島党首ら参加/共同
見聞考:反プルサーマル運動 私たちの声が聞こえますか/毎日佐賀
プルサーマル 計画反対1200人が集会 玄海原発/西日本新聞
玄海原発プルサーマル計画:佐賀、唐津で反対集会 両会場で1550人が気勢/毎日佐賀
「プルサーマル反対」市民団体など佐賀で集会/東奥日報

玄海原発のプルサーマル計画に関する古川康知事の同意判断が迫る中、計画に反対する市民団体などが19日、佐賀市と唐津市で集会やデモを実施。佐賀市では参加者が手をつないで県庁を取り囲む「人間の鎖」も行い、「計画に同意しないで」と声を響かせた。…

プルサーマル反対リレーキャンプテント村ニュース

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2006年3月13日 (月)

佐賀県庁前テント村へメッセージを

■佐賀県庁前プルサーマル反対テント村へメッセージを書いた布を送って下さい

テント村住所
佐賀市佐賀県立図書館横「プルサーマル反対 テント村」

欲しいもの
メッセージを書いた(描いた)布を送って下さい。
できれば黄色の布が良いそうです(シンボルカラーが黄色)
野外なので雨にぬれても流れないもので書いてください。

カンパを送りたい方は下記の郵便振替え口座へ(テント村カンパ)
脱原発ネットワーク・九州 01760-4-8156

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2006年3月11日 (土)

佐賀県庁前座り込みスタート

■佐賀県庁前座り込みがスタートします

今日、14時から県庁前での座り込みがスタートします。
テント設営が終わったら、1000枚のポスター(A3)を作り、町中に張る作業です。
寝袋もだいぶ集まりました。炭とコンロも持っていきます。
楽しみながら座り込みをやりたいと思います。

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