2007年2月 7日 (水)

再処理…せん断がはじまりました

0207rokkasyo せん断がはじまったようです。
BWRは山一つが一体分です。

http://www.jnfl.co.jp/monitoring/shaft.html

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2007年1月30日 (火)

六ヶ所再処理はアクティブ試験の第三ステップが始まってしまいました

Rokkasyo0130アクティブ試験の第三ステップが始まってしまいました。原燃のHPでは、トピックスで1行、第3段階を開始したと書いているだけです。放射能の監視のページは以下です。しっかり監視していきましょう。
http://www.jnfl.co.jp/monitoring/shaft.html

試運転、次の段階へ=核燃再処理、青森県が了承/時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070129-00000095-jij-soci

「青森県の三村申吾知事は29日、日本原燃の児島伊佐美社長との会談で、同社が同県六ケ所村で実施している使用済み核燃料再処理工場の試運転について、現在の第2段階からより高次の第3段階へ進むことを了承。これを受け、同社は同日午後5時半、試験を開始した。」

知事、試運転第3段階入り了承/東奥日報
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20070129145101.asp

「三村申吾知事は二十九日、日本原燃の兒島伊佐美社長を県庁に呼び、六ケ所再処理工場アクティブ試験(試運転)第三ステップ入りを了承することを伝えた。  日本原燃はアクティブ試験を五段階に分けて進める計画。第三ステップでは、これまで使っていなかった別のせん断・溶解処理系統を使い、約七十トンの使用済み核燃料を処理する。」

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2007年1月20日 (土)

再処理…国が岩手県沖でも放射能調査

Iwatetyosa 放射能調査が本県沖に 07年度から/岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2007/m01/d15/NippoNews_9.html

「文部科学省は2007年度から、青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場から排出される海域の放射能調査の範囲を本県沖に拡大する。再処理工場から太平洋に出されている放射性物質の調査については、県や県議会、市町村、関係団体などが本県沖での実施を繰り返し要望をしており、今回の対応には歓迎の声が上がる。その一方で、関係団体が事業主体の日本原燃に再三にわたって求めている説明会開催などについては、具体的な動きが以前として見えていない。」

岩手県での放射能調査については、私たちも岩手県に要請してきました。今回が国がやるとの報道ですが、調査方法や調査結果について注視していきたいと思います。

海洋環境放射能総合評価事業海洋放射能調査…これまでの調査結果
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/08/08_3.html
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/08/other_lib/0612_kaiyou.pdf
チェルノブイリ事故の年はどこも大きな値が出ています。

以下は岩手日報の記事からの情報です。

・これまでの青森県沖16地点に加えて、07年度岩手県沖で6地点を追加
・山田町沖2カ所、久慈市沖2カ所、山田と久慈の間2カ所
・調査項目は、海底土、海水、海洋生物の3項目
・海洋生物は、サケ、サンマ、スルメイカ、マダラ、アイナメの5種類を年2回
・核種は、トリチウム、プルトニウムなど半減期が比較的長いもの

・文部省原子力安全課防災環境対策室高橋室長補佐「岩手県や地域住民からの要望を勘案した。一時的なものでなく継続的に実施する」
・県漁連大井会長「漁業者にとっては風評被害が一番心配。品質の高い岩手の水産物を守るため、緊張感をもって今後の動向や調査結果を注視していきたい」
・県菊池環境生活部長「懸案の海洋調査は国の責任で行われる事業と、理解が得られた。今後は日本原燃に引き続き、分かりやすい広報を求めていきたい」

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2006年6月10日 (土)

放出放射能が断続的に高い値

六ヶ所再処理工場の放出放射能が断続的に高い値を示しています。
一時は5000カウントを越えました。

http://www.jnfl.co.jp/monitoring/shaft.html

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2006年5月14日 (日)

金曜日から放射能放出が続いている

報告が出ない金曜日から、放射能の放出が続いています。
5月13日23時ごろからはじまり、5月15日23時現在でまだ続いています。
長いです。
http://www.jnfl.co.jp/monitoring/shaft.html

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2006年5月 3日 (水)

次のせん断が始まったようです

5月3日19時あたりから
次のせん断が始まったようです。
モニタの数値が上がっています。
原燃のカレンダーによれば、昨日2日以降の試験状況は5月8日の午後3時までは何もわからないことになります。魔の金曜日どころではありません。

http://www.jnfl.co.jp/monitoring/shaft.html
http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/000000-month/re_siken.html

050301_1 

050302

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2006年4月29日 (土)

海へ放射性廃液放出が始まった

とうとう始まってしまいました。事前に知らせずに、連休前の、事故調査中の、三陸沿岸市町村の説明要請が果たされていないこの時期に…。なんとも悔しいです。

アクティブ試験廃液を放出/青森朝日放送
http://www.aba-net.com/cgi-local/news/newsboard.cgi

…日本原燃は28日、放射性物質を含む再処理工場の廃液を、六ヶ所沖の太平洋に流しました。海水に異状がないかを県などが監視しています。…

再処理試運転後初の放射性物質含む廃水放出/デーリー東北
排水600トン 沖合へ放出/朝日青森

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2006年4月10日 (月)

放射線広告について県に抗議文

八戸の「PEACE LAND」が青森県に対し、放射線に関する広告に関しての抗議文を提出しました。

県の広告は、放射性ガスのクリプトン85について「自然界でも絶えずつくられていて、もともと私たちの回りにあります」としています。しかし自然にあるクリプトンは放射能をもたないものだけです。放射性クリプトンであるクリプトン85は、核実験や再処理などにより生み出されたものです。
http://sta-atm.jst.go.jp:8080/15090102_1.html
http://www.jnc.go.jp/04/ztokai/kankyo/houkan/kaisetsu1_a.html

広告はさらに、青森県が設置した放射線顧問のメンバーでもある阿部道子氏による「生命にとって欠かせない水一つ取りあげても、常温であれば飲料水に、40℃前後なら入浴に適しますが、100℃の熱湯に入ったら死に至ります。放射能も同じ感覚で見て下さい。1度に200ミリシーベルト以上の放射線量を受けない限り人体への影響は確認されていないのです。」などといった説明を載せ、低線量被曝の危険性を無視しています。

抗議文は、このような県の広告について訂正、謝罪を求め、シンポジウムの開催を要求しています。

放射線に関する広告で県に訂正と謝罪要求/八戸の市民団体/東奥日報
八戸の団体も県に抗議文/デーリー東北

県エネルギー総合対策局を訪れた山内代表は、新聞広告にある「再処理すると、クリプトン85、トリチウム、炭素14などの放射性物質が出ます。これらの放射性物質は、自然界でも絶えずつくられていて、もともと私たちの身の回りにあります」との記述について「クリプトン85は自然界には存在しない放射性物質で、現在、大気中にあるクリプトン85は核実験や原発・再処理工場の運転により環境中に放出されたものだ」などと抗議した。
総合対策局の担当者は「自然発生的な意味で受け止められたかもしれない。内容を精査し対応を検討したい」と答えた。

以下も参考にご覧下さい
全国に広がる食品の放射能汚染への危惧に対し微量放射線の無害説によって人々の口を封じる青森県
新聞広告で示された放射線の人体影響に関する阿部道子氏の見解について

六ヶ所再処理工場アクティブ試験─青森県民はどのくらい被ばくするのですか?─原燃にこれだけは答えてほしい県民被ばく11項目[六ヶ所再処理工場による青森県民の被ばく線量「0.022mSv」に関する質問]

PEACE LANDからの抗議及び要求(全文)

続きを読む "放射線広告について県に抗議文"

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2006年4月 2日 (日)

クリプトンの放出がはじまった

原燃のHPにあるモニタリングをみると、燃料のせん断による放射能放出が始まったようです。4月1日15時と19時以降の数値が上がっており、2日午前にも上昇しています。生々しくて怖い感じがします。
気体廃棄物でリアルタイムで測っているのはクリプトンです。クリプトンについては、コストの関係で除去装置をつけず、全量を垂れ流すことが問題になっています。クリプトンガスを吸うことにより、免疫力が低下することがあるそうです。原燃は人体には影響がないとしていますが、死ぬようなことがなければそれでよいという発想です。

日本原燃HP-再処理工場主排気筒ガスモニタ指示値の変化

Gas4   

Gas2_1

4月2日午前11時ごろのモニタ…1000カウントを超えている。(通常は25程度)

 

再処理工場で核燃料のせん断と溶解始まる/デーリー東北
試運転で放射性物質放出を確認/東奥日報

Gas5_1 

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2006年3月31日 (金)

原燃モニタリング/自然放射能と人工放射能

昨日から原燃HPにあがっています。再処理工場稼働により風下のデータが上がることがあるようです。比較のために稼働前から見ておく必要があるかもしれません。

放射線・放射能のモニタリングデータの公表について/日本原燃

しっかりと監視していきましょう。

ところで
この原燃のHPにはおかしな「ひとくちメモ」があります。それは、自然放射線と人工放射線って何が違うの?という設問です。これに対して、自然の放射線と人工の放射線は、生まれたところ(発生源)が違うだけで、「放射線」であることに違いはありません。と答えています。http://www.jnfl.co.jp/monitoring/memo/memo02.html
何がおかしいかというと、設問そのものがおかしいのです。

そもそも放射線、放射能の問題で自然と人工の差異が問題になるのは、放射線ではなく、放射能、あるいは放射性物質のふるまいです。体内に取り込んだとき、比較的早く排出される自然の放射性物質と違い、人工の放射性物質の中には、人間が、毒物とは判断できず、逆に有用物として臓器などに積極的に取り込んでしまうものがあります。放射性ヨウ素やセシウム、ストロンチウムなどはその典型です。内部被曝による影響は全く異なります。

原燃のこのHPの「ひとくちメモ」には、放射線・放射能・放射性物質、何が違うの?という設問もありますから、放射線と放射能との区別がつかない人も対象にしているようです。その人に対して、自然放射線と人工放射線って何が違うの?といった設問で、放射線だけについて自然と人工の差異を問題にし、いやそれは同じですよと答えてみせるのは、人工放射能の危険性を意図的に伝えないための誘導ととられてもしかたがないのではないでしょうか。放射能汚染の問題について説明責任を果たさない原燃の姿勢がこのようなところにも現れているように思います。

ついでに
「ひとくちメモ」の放射線・放射能・放射性物質、何が違うの?http://www.jnfl.co.jp/monitoring/memo/memo01.htmlには、アルファ線が紙で止まり、他の放射線に比べても簡単に遮蔽ができて危険はないようにみえる絵があります。電力各社も同じ説明をするので、いつも思うのですが、だからアルファ線は怖いんだという説明が抜けています。

アルファ線は紙で止まる、だから内部に取り込んだとき、紙にあたる肺などの臓器に確実にエネルギーが吸収され、ガンになりやすくなる、だから怖いんだという説明をきちんとすべきだと思います。特に六ヶ所再処理工場では、プルトニウムなど、原発では通常出てこないアルファ線を出す放射性物質が日常的に出てくるわけですから。(さ)

原燃が放射線測定結果HPで公表開始/デーリー東北
原燃が再処理工場想定トラブルに49事例追加/デーリー東北
原燃が不適合情報公表/2月は17件/デーリー東北

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