島根プルサーマルの現状(松江市の動き)
島根の芦原さん(島根原発増設反対運動)より
7日、松江市の安対協が開催され、プルサーマルについての委員の意見を集約しました。
島根県からは、プルサーマルに同意した経緯と根拠について説明し、松江市が開催した住民説明会とシンポジウムにおいて市民から出された意見や質問について報告が行われました。
島根県に対しては、活断層の発見で耐震安全性に疑問が出てきた中、また松江市が住民に対する説明を行っている最中にもかかわらず、何故、拙速に同意判断をしたのか私を含めて、他の委員からも追求がありました。
県の説明は、中国電力が「20Kmでも安全性は確認されている」と説明しているとし、懇談会で十分な検討がされたから拙速ではないと居直っていました。県は、自分たちの説明が終わるや、さっさと帰ってしまい、それ以上の追求ができなかったのが残念でした。
この後、委員からの意見を市長が求めたので、再び活断層問題を取り上げ反対表明を行いましたが、保安院から出向でやってきた職員が、またも「20Km」説を説明し始めるので、その評価は間違いである事を説明し、原子力発電の安全性が確認できない中でのプルサーマルの安全審査は待っていただきたいと要請しました。
しかし、他の委員からも「そろそろ安全審査にかけても良いのではないか」という意見が出され、市長も「耐震安全性の確認ができないとプルサーマルの安全審査ができないわけではない」と強調。プルサーマルの前提として耐震安全性の確保がなされなければならない事は認めるものの、同時並行的に進める事を示唆しました。
8日、議会への安全審査を止めるための請願を出し、再度松江市に申し入れます。
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