2007年1月26日 (金)

岩手の会他より…再処理第三ステップ開始凍結を求め、放射性廃液の海洋放出に抗議する声明

岩手の永田さんより

本日岩手県庁の県政記者クラブで、三陸の海を放射能から守る岩手の会など7団体の連名による「原燃の第三ステップ開始凍結と11月提出した要望書への文書回答を求める」抗議声明を公表し、声明文を原燃兒島社長へ送りました。また、青森県県庁記者クラブにもファクスを入れました。

マスコミは7社ほど参加。記者からは、原子力施設の放射能排出基準にかかわること、これと原燃の排出基準(管理目標値)との関係、海洋拡散希釈についてなどの質問がありました。

下北沖合の海洋へ原発規制値の1400倍ものトリチウムが放出されていること、本格操業になれば2700倍もの放出になること。除去技術があるにかかわらず設置しようとしていないが、これは最優先して設置すべきこと。放射能の海洋拡散状況は把握しているはずであり公表すべきであること。国際条約でも放射能の海洋投棄は禁止されていること。などを強調しておきました。記者たちがこの問題の本質を理解し取り組んでくれることを願いつつ関連資料を渡して説明しました。

抗議声明文は以下(三陸の海を放射能から守る岩手の会HP)です。
http://homepage3.nifty.com/gatayann/gennnenn%20kougi.htm

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2006年6月 9日 (金)

三陸の海を放射能から守れ・第三部 アクティブ試験、その後の展開

気仙沼・本吉地方の地元紙『三陸新報』に連載されている記事です。

http://www7.ocn.ne.jp/~sophia/saishori__chap03._01.htm
http://www7.ocn.ne.jp/~sophia/saishori.htm

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2006年5月10日 (水)

岩手の会ミニコミ通信 第19号

http://homepage3.nifty.com/gatayann/no.19.pdf

・ついに放射性廃液の海洋放出開始
原燃に抗議のハガキやメールを送ろう!

・日本原燃 ついに認める
再処理工場は、経口急性致死量 四万七千人分の放射能
沿岸市町村長らの工場視察説明会で

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2006年5月 3日 (水)

岩手県市長会が要請書

岩手県市長会、再処理試運転の海洋汚染懸念/デーリー東北
アクティブ試験で岩手県市長会が原燃に要請文/東奥日報
原燃に安全要請へ 県市長会、2日視察/岩手日報
モニタリング機器 本県設置要求/岩手日報

岩手県市長会(会長・谷藤裕明盛岡市長)は二日、日本原燃に岩手県や県沿岸での環境モニタリング実施などを要請しました。山内久慈市長らが原燃に出向き、要請書を渡したとのことです。
・再処理工場の役割や安全性についての継続的な説明を行う
・環境モニタリングを充実させる
・事業の進ちょくや環境モニタリング結果などを定期的に情報公開する
とした三項目の実施を求めています。原燃社長は、地元での説明会開催について、拒否の姿勢を変えません。

岩手県市長会というのは岩手県の全市長さんの会でしょうか(別に岩手町村長会というのがあります)。再処理の問題でここが動くのははじめてです。盛岡市長さんの名前もはじめてみました。

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岩手の会 排液海洋放出についての抗議文

三陸の海を放射能から守る岩手の会

放射能排液海洋放出についての抗議文
http://homepage3.nifty.com/gatayann/kougi060501.htm
岩手の会HP
http://homepage3.nifty.com/gatayann/env.htm

要求事項
1.日本原燃(株)は岩手県民への説明責任を果たすこと
2.それまでは再処理工場から放射能排水は絶対に海に放出しないこと。

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2006年4月26日 (水)

宮古市長らが再処理工場視察/岩手県が国委託の放射能調査に検体追加

工場視察も残る不安 六ヶ所核燃/岩手日報

岩手の首長らが再処理工場を視察/東奥日報
岩手10市町村が再処理視察/住民説明会再度要望/デーリー東北

宮古市長
「仕組みについては理解できた。しかし、岩手の市町村が出した説明会開催要請について正式回答がなく、大変な憤りを感じている。海洋生物に対する影響は未知の世界であり、岩手県沖でも調査していただきたい」「久慈、宮古の説明会はあくまで県が音頭をとったもの。今後も岩手での説明会開催を要望したい。海洋生物への長期にわたる影響など科学的に分からないところには真摯になってほしい。」「『安全だと思う』ではなく『安全だ』という断定の下、堂々と住民説明会を開いたほうがいい」

原燃社長
「その時期は青森県内の説明会が連日行われていたこともらい、正式な返事をしていなかったことは幾重にもおわび申し上げる」「まずは青森県内で説明会を、と思いながら時が過ぎてしまった。正式な返事をしなかったことは誠に申し訳ない」

…と言いながら、今後岩手で説明会を開催する可能性を「施設を見ていただくのが一番」と暗に否定。岩手沖の調査についても国が全国海域調査を実施していることを理由に拒否したようです。

普代村深渡宏村長
「時間に制約を付けるのには疑問を感じる。理解してもらうためには、ひざを交えて話し合うことが大事だ」

岩手県が再処理試運転受け放射能調査に検体追加/デーリー東北

岩手県は本年度から、国委託で継続実施している環境放射能水準調査の検体に種市沖の海底土とコンブを追加する。

デーリー東北によると、調査はチェルノブイリ原発事故を契機に一九八八年度から実施されており、種市漁港から約二キロ沖合の海水(毎年七月)のほか、ホタテ貝(山田町・毎年一月)大気浮遊じん(盛岡市・年四回)などを採取し、セシウムやヨウ素などの濃度を調べており、これまで国の基準を上回る放射能汚染は確認されていないということです。

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2006年4月25日 (火)

「放射能がクラゲとやってくる」…本の紹介

七つ森書館の中里さんより

『放射能がクラゲとやってくる――放射能を海に捨てるって ほんと?』
 水口憲哉著(東京海洋大学名誉教授)  定価800円+税
 A5判 80ページのブックレットです
 ○2月26日の気仙沼での講演をまとめたものです。
 ○本書は4月末に全国書店で発売です。

人びとは事実を知った時、“こんなことがあってよいのか、大変なことになる”と考える。漁業者や消費者そしていろいろな仕事の市民の取り組みに見られる共通の想いは、“放射能を海に捨てないで下さい”の一言につきる。(本文より)

続きを読む "「放射能がクラゲとやってくる」…本の紹介"

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2006年4月 9日 (日)

宮古市他が25日再処理工場視察へ

久慈市他4市町村は連名で安全説明を求める要請書提出の動き。
宮古市他は、25日に六ヶ所再処理工場の視察を行うことに。これは、原燃に折れた訳ではなく、今後の活動の為であり、説明会を求める姿勢に変わりはないということです。
この視察には、洋野町や宮城県の本吉町も参加を表明している一方で、久慈市、県漁連は参加しない方針とのことです。

岩手沿岸4市町村が原燃に安全説明の継続要請へ/デーリー東北

久慈市の山内隆文市長は七日、同市、洋野町、野田村、普代村の沿岸四市町村の連名で、近く六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で試運転を実施している日本原燃と、国に対し、安全説明を継続的に求める要請文を提出する考えを明らかにした。

再処理工場試運転で宮古市が六ケ所視察へ/デーリー東北
熊坂宮古市長、説明会の原燃対応を批判/デーリー東北

宮古市が25日に再処理工場視察/沿岸市町村に同行要請/東奥日報

宮古市長
「県内での説明会を求める姿勢は変わりないが、後学のため工場に直接赴きたいと考えた」「(工場の)中を見てみないと、これから活動をしていく上で何も言えないから」

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2006年3月30日 (木)

宮古市長・議長が原燃に「試運転は実施すべきでない」と抗議文

沿岸市町村は怒りをあらわにしています。一方で岩手県知事は後退した姿勢をみせています。

青森・六ケ所村の核燃再処理工場:アクティブ試験 宮古市長・議長が抗議文/毎日岩手

抗議文は使用済み核燃料を使ったアクティブ試験が月内にも開始される見通しとなったことを踏まえ「28日の説明会は単なる既成事実をつくるためだった」と不快感を表明。そのうえで「岩手県の多くの住民に広く説明会がなされるまで、再処理工場の試運転は実施すべきでないと強く抗議する」としている。

宮古市長らが安全協定締結で原燃と県に抗議文/デーリー東北

抗議文
冒頭に「強く遺憾の意を表明する」と強調。
説明会に対し「出席者が限定された上、納得できないうちに質疑応答が打ち切られ、環境や漁業に不安が残ったままだ」と批判した。
「説明会は既成事実をつくるためだったと、とらえざるを得ない」と指摘。
「多くの住民に広く説明がなされるまで安全協定締結や試運転は実施すべきでない」と求めている。

原燃と青森県が安全協定 募る不安/岩手日報
「核燃」あす試運転 知事、青森村長/岩手日報

熊坂宮古市長
「漁業者が心配している海産物への影響の説明がなく納得しがたい。溝が広がった」

深渡普代村長
「説明会から3日後の試運転開始は、あまりにも強硬。太平洋以外に廃液を処理できないのか。安全、安心、事故がないことを約束してもらいたい」

漁業者
「試運転には絶対反対だ。生産者だけでなく、消費者にも迷惑を掛けるのではないか」

中里陸前高田市長
「事業の安全が担保されているのならばしっかりと説明し、漁業者や住民の不安を解消すべきだ」と指摘

池田いわて生協理事長
「十分な説明がされない中での見切り発車には反対だ」

豊かな三陸の海を守る会田村会長(山田町議)
「日本原燃には一般住民への説明会を開く責任があると言い続けたい。試運転が始まったら抗議の意を原燃に表し、説明責任と万が一の場合の補償について申し入れる」

漁業者
「事業を推進する立場の人が一方的に説明しただけの説明会だった。原燃は本運転が始まるまでの約17カ月間、消費者を含めてもっと説明を重ねてほしい」

大井県漁連会長
「漁業者の理解を得ないまま試運転を行おうとするやり方は強引で誠意がない。組合員が守ってきた海に微量でも放射能が流れるのは抵抗があり、風評被害も心配だ」「試運転に踏み切るならば、沿岸に監視機関を設置する安全に特段の配慮を求めたい」「交渉のテーブルにつき、しっかり対応してもらいたい」

増田岩手県知事
「安全に徹することが大事だ。国と日本原燃は情報公開など住民の理解を得る努力を続けてほしい」「現実として、われわれよりもっと近場にいる何十万の人たちと自治体がオーケーを出している事実は重たいと思う」

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2006年3月29日 (水)

岩手で説明会/不満相次ぐ

安全に疑問、不満噴出 原燃説明会/岩手日報

熊坂義裕宮古市長(最初にマイクを握り発言…会場から大きな拍手)
「今回は参加対象者が限定され、沿岸市町村が求めている住民説明会ではない。貴社は住民すべてが参加できる説明会を開く義務があるのではないか」

漁業者から
「安全なら陸奥湾になぜ廃液を流さないのか」「廃液は海中で拡散するというが、本当か」「風評被害が心配」

参加者から
「説明が一方的すぎる。放射性物質は微量でも本県に流れてくる」「放出されるのは安全な量かもしれないが、消費者あっての生産者だ。一般の住民にも十分説明してほしい」

記事にはいわて生協が原燃に説明会の追加開催と理解がないままに試運転を行わないよう求める要望書を提出したことも記されています。

青森・六ケ所村の核燃再処理工場:アクティブ試験 原燃、久慈・宮古で説明会/岩手毎日

宮古市の熊坂義裕市長
「かえって溝が深まってしまった。かみ合わなかった」

コンブ養殖漁民
「放射線は大量の海水に希釈されて安全というが、海はエチゼンクラゲと同じ。三陸に流されてくる」と納得できない表情だった。

最終試運転、岩手県民に不安感/東奥日報
安全を最優先 日本原燃、久慈で説明会/岩手日報

岩手で再処理試運転説明会/原燃への不満相次ぐ/デーリー東北

「海洋処理は大きな不安。青森県内だけで処理できないのか」(普代村議)

「海水からの塩の生産は村おこしの目玉。しかし生産者は(漁業者ではないので)この場に参加できない。(一部の人たちを相手にした)こんな形式でことが足りると思ってはいけない」(野田村議)

「すべての人が安心の気持ちを持っているとは思っていない。今後、試運転を安全に続ける中で安心してもらうしかない」(保安院)

「今後も新聞広告やホームページでしっかりと情報提供していく」(兒島伊左美原燃社長)「二十年前から取り組み、一歩一歩着実に進めてきた」「一定の理解を得る糸口にはなった」

種市南漁協の役員「開催を知ったのが前日の午前。質問を考える時間もなかった。私たちが聞きたかったのは『安全だ』という説明ではなく、万一の事故が起きたとき、一体誰が責任を取るのかということだ」

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