2006年9月 4日 (月)

八幡浜市議会が「伊方プルサーマルは容認しがたい」との意見書の提出を決定

伊方原発のある愛媛県伊方町に隣接する八幡浜市の市議会に設置されている「伊方原子力発電所プルサーマルに係る特別委員会」が1日開かれ、「現状ではプルサーマル計画は容認しがたい」として8項目の要望を挙げた意見書を今月中旬に国、県、四国電力に提出することを決めました。

南海日日新聞によると、特別委員会は8月23日に開かれた4回目の会議において議長に提出する中間報告の案が示され、議論されました。案では、市民は、プルサーマル導入についての「安心・安全」については、未だ不安感が十分に払拭されていない」とし、八項目が未解決として「現状では、伊方原発へのプルサーマル計画導入は容認しがたい」との結論を示しています。案が未解決としている八項目は以下のとおり(要旨)です。

① 安全協定への八幡浜市の参加。もしくは県と八幡浜市による市民の安心・安全確保のための新たな仕組みづくり
② 八幡浜地方局存続により、原発の監視体制を更に充実させ、原子力安全対策推進課を設置
③ 防災対策としての道路網、情報網の整備拡充。市立八幡浜市総合病院の整備充実
④ 四国電力は八幡浜営業所内に情報公開の窓口となる課の設置を
⑤ 風評被害に対する的確な設置および地場産業育成と振興策の充実
⑥ 予想される大地震の調査・研究と耐震性の確保
⑦ 使用済み燃料処分方法の早急な確立
⑧ クリーンエネルギー技術開発の推進

伊方原発プルサーマル計画:八幡浜市議会、8項目要望 国などへ意見書提出へ/毎日愛媛

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